弊社がデザインと印刷を担当したエコミクスPPシートが、あの「デザインのひきだし」に!!
今回は、あの「デザインのひきだし」に弊社が印刷した印刷見本が掲載されたというご報告です。
デザインのひきだしといえば、毎号発売からすぐに売り切れてしまう超人気の専門誌。
”自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介”する本として、デザインを具現化するための参考書、見本帳といった内容で、とにかく毎号ボリュームが凄くて圧倒されます。
そんなデザインのひきだしの最新号「デザインのひきだし50」が2023年10月に発売になりました。
記念すべき創刊50号では【現代日本の印刷加工大全】なる特集が組まれ、表紙には「あなたの会社の一番得意な印刷加工を教えてください!」という問いに応えてくれた、日本全国の印刷加工会社がつくった実物サンプルをすべて収録…とあります。その数なんと176種、厚さ10cm、重さ3kgにもなる超特大号!
豪華3点セット。真ん中の分厚いのが見本帳
こんな分厚い本の1ページに……
ありました!
そこには弊社SNSキャラクター「ほしのくま」…
弊社の公式X(旧Twitter)にのみ登場するキャラクターですが、この度「X」を飛び出し、デザインのひきだしデビューするというまさかの展開に嬉しさもひとしおです。
ちなみに全体がオレンジ色に見えるのは次のページが透けて見えているためです。
さて肝心の印刷見本ですが、用紙はエコミクスPP。
エコミクスPPは、株式会社田中孝商店様が販売しているエコ材料。
今回このエコミクスPPの仕入れ先である田中孝商店様とのご縁で、弊社がデザインと印刷を担当することになりました。
エコミクスPPは回収されたボトルキャップをリサイクルした再生材(再生ポリエチレン)を25%以上配合したPP(ポリプロピレン)。原料の一部に再生材を使うことにより、通常のPPにくらべ石油由来樹脂の使用を抑えることができます。
見た目はトレペ風の乳白色で、クリアファイルに使用する厚さ0.2mmの場合、挟んだ書類の文字が適度に透けて見えるので実用的です。
次ページが透けないよう白い紙を挟んで撮影しています
エコミクスPPの特長は資源回収されたペットボトルキャップが原料に使われているところ。
日常生活で消費されたボトルキャップを回収しリサイクルするので、プラゴミを再資源化していることがイメージしやすい。そしてクリアファイルに使うエコ素材のなかでは比較的リーズナブル。エコ素材はコストアップになりがちですが、その点エコミクスはハードル低めなのでおすすめです。
クリアファイルに使用するほか、チケットケースやマスクケースなどもおすすめの材料です。透明性を求めないのであれば、パッケージなど普通のPPが使われているものにも代替できるので使用範囲は広いです。
今回デザインのひきだしに綴じ込まれたエコミクスの印刷見本は、厚さ0.2mm、UVオフセット印刷にて表裏にCMYK+白+ニスを印刷し、さらに表面に箔押しという仕様。裏面に印刷された文字や絵柄を表面から見た時の透け具合や、白版の有無、ニスの効果なども確認できるので、仕上がりをイメージするのに役立つと思います。
箔押しも可能です
今回は「デザインのひきだし50」と、弊社が印刷を担当した「エコミクス」ついての紹介でした。
とにかく人気の本なので入手は困難かと思われますが、もしも見る機会がありましたら、お口の周りが星形のみどりのクマ「ほしのくま」を探してみてください。
デザインのひきだし50
特集「現代日本の印刷加工大全」
デザインのひきだし編集部 編
公式ホームページは → こちら
株式会社田中孝商店 化成品事業部
公式ホームページは → こちら
エコミクスPPを使用したクリアファイル
エコミクスクリアファイルについては →こちら