「エコマークとは?」デザインが新しくなったのであらためて紹介

 

エコマークが新しくなりました

2024年12月、新しいデザインのエコマークの使用がはじまりました。
誕生から35年を経て今回初めてデザインが変更されたそうですが、エコマークってそんなに前からあったんですね。

 

こちらが新しくなったエコマーク

 

これは従来のエコマーク

 

ぱっと見は大きく変わった感じはしませんが、従来のデザインを維持しながら線の太さなどに変更が加えられています。
ベタ部分が増えたので「e」の文字がよりくっきりと見えるようになった印象です。

弊社では2025年1月より新エコマークへの切り替えを進めていますが、旧エコマークも引き続き使用できるので、例えば過去に旧エコマークを入れて印刷した印刷物を増刷する場合、必ずしも新エコマークに差し替える必要はありません。

エコマーク誕生から35年、はじめてのお色直し/公益財団法人 日本環境協会

 

そもそもエコマークとは

エコマークはライフサイクル全体で環境負荷が少ないと認められた商品・サービスの目印。1988年に一般公募により選ばれたデザインをもとに制定されました。

「私たちの手で地球を、環境を守ろう」という願いを込めて、「環境」(Environment)および「地球」(Earth)の頭文字「e」を表した人間の手が、地球をやさしくつつみ込んでいるすがたをデザインしたもの。「エコロジー」(ecology)の「e」ではないんですね。

エコマークを商品に表示するには、中立的な機関である公益財団法人日本環境協会の認定が必要になります。
認定には、商品のライフサイクル全体(資源採取~廃棄まで6つの項目)と環境側面(4つの重点領域)を考慮し、商品類型ごとに異なる認定基準が策定され、その認定基準をもとに審査・認定される仕組み。一律の基準ではなく、商品やサービスに適合した厳密な認定基準により認定されます。

 

エコマーク認定商品を使うメリット

①環境に配慮した商品であることがわかる
エコマークがついた商品は一目で環境に配慮されていることがわかります。

②認知度と信頼性が圧倒的に高い
認知度8割以上で他の環境ラベルにくらべ4倍超、9割近くが「エコマークがついた商品は信頼のおける機関から認定を受けている」と感じるんだそうです。
数ある環境ラベルの中でもエコマークの認知度と信頼性は群を抜いているので、イメージアップ効果も期待できます。

③グリーン購入法に適合
グリーン購入法の適合可否の判断にエコマークが活用されています。そのため多くのエコマーク認定商品がグリーン購入法に適合します。

エコマーク認定取得によるマーケティング効果(2023年5月更新版)/公益財団法人 日本環境協会
環境ラベル等データベース/環境省

 

グリーン購入法について

グリーン購入法とは、環境に配慮した製品やサービス(環境物品等)の調達を推進するための法律。物品購入の際に環境への負荷ができるだけ少ない製品やサービスを選び、環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入するよう定められています。 

グリーン購入法では国や独立行政法人などが購入する商品・サービスは、環境への負荷が低いものにすることを義務付けていて、地方公共団体や民間事業者および消費者には、できるだけグリーン購入に努めるよう求めています。


グリーン購入法の基本方針
では、
環境負荷を軽減につながる物品・サービスの調達推進の基本的考え方として以下の3点が掲げられています。

①環境負荷の少ない物品等及び環境負荷低減に努めている事業者の選択
 価格や品質などに加え、できるだけ環境負荷の少ない物品等の積極的な調達を考慮する必要がある。

②ライフサイクル全体を考慮した物品等の調達
 物品等を選択する際は、資源採取から廃棄に至る、ライフサイクル全体の環境負荷の低減を考慮する必要がある。

③最優先されるべきはリデュース
 環境物品等の調達推進を理由に調達総量が増加しないようにする。(調達量自体の抑制に配慮する)

グリーン購入法とエコマーク/公益財団法人 日本環境協会

 

エコマークが使用可能な商品

再生PP高透明クリアファイル
再生率100%のPP(ポリプロピレン)を使用する環境配慮タイプのクリアファイル。弊社の取り扱っている商品のなかで唯一エコマークの表示が可能で、グリーン購入法にも適合します。

再生PP高透明クリアファイル/サンプリラボ

 

 

本稿では、新しくなったエコマークを紹介するとともに、グリーン購入法にも触れました。
エコマークは35年もの歴史があり、認知度・信頼性もともに高い環境ラベルです。
エコマークがついた商品を選ぶことは、エコアピール効果が高くイメージアップにも役立ちます。
そして、何より持続的社会への貢献にもつながりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

エコマークについてのお問い合わせ、サンプル請求は問い合わせフォームからお気軽に。